段ボール箱との死闘。-Death Match with a cardboard box.-

芸術であろうが宗教であろうが、何であれ、生きる上での自己の「しあわせ」について考える事には変わりはないのではないでしょうか。

それが作る側でも見る側でも。


幸福の第一歩というか、根本的な所に自己の抱える問題、悩みの解決というのがあります。

各々程度の差こそあっても、世の中、困っている人ばかりで、誰かに助けて欲しい人ばかり。で、兎も角、自分の問題を一番に、最優先に置きがちでないかと。


頼れる人間なんて周りに居ないから、結局、自分自身で解決しようと躍起になるんだけど、一向に目処が立たない。


自身の抱えてる悩み事というのは中々解決する事が難しい。

お金が無くて困ってる人間が、簡単にお金を持てる訳はない。お金の稼ぎ方が下手なのだから。
自分の不得意な能力を何のノウハウも無く、解消するのは至極難しい。

ただ、時間だけが過ぎて行く。

みんな救われずに疲弊していく。

倒れて行く。


逆に、自己の問題を解決するよりも自分の持つ得意な能力で他者の問題を解消していった方が、
多くの人が助かるのではないのかな。

自分の能力を自己の問題解決の為だけに使うのは正しいでしょうか。

自分が自分がと自意識が過剰なのは自分が救われたいだけで、他人の事が頭に入ってないからなのではないかな。

そんな自分勝手な奴が簡単に救われる程、世の中、甘くないよね。


などと、漠然と思いつつも、GAISAI#15に向けて準備中です。

まあ、何を思えども、言動が一致しないと抹香くさい説教となんら変わらないからねえ。
どう形にするべきかなあ。


そいやあさ、先日、クローズアップ現代でお寺の経営?でいいのか、とにかく、参拝者とか
檀家が減ってしまって坊さんの生活が立ち行かないというのを特集していましたが、

根っこの部分は同じなのかもしんないですね。

誰かから必要とされるからこそ、職業として成り立っている訳であって、誰も必要としないので
あれば坊さんもアーティストも要りませんよねえ。


さて、自分に何ができるのかなあ。と、暢気な事は言ってられないか。



以下、昨日までの作業風景。

段ボールを切り張りして、格闘しております。これが本当の段ボール戦記。

と、詰まらない冗句を書いたりしている時間の無駄遣い。


開運展でも展示した作品を入れる箱。当然ながらというか、今となっては、とてもありふれた運送に用いられる梱包材の王様。ダンボール。

地味な存在ではありますが、ダンボールができたことによって物流に与えた影響は計り知れないし、
日本の加工貿易、経済発展の足元を支えた要の素材であります。

物流で一回使われたダンボールの再利用。元々古紙を再生した素材を更に再利用。その上に更に再生パルプを盛るという再利用尽くしな箱です。


Transport and Works exhibitions boxes.
Transport and Works exhibitions boxes. posted by (C)かゆきゅう


Transport and Works exhibitions boxes.
Transport and Works exhibitions boxes. posted by (C)かゆきゅう


Transport and Works exhibitions boxes.
Transport and Works exhibitions boxes. posted by (C)かゆきゅう

Transport and Works exhibitions boxes.
Transport and Works exhibitions boxes. posted by (C)かゆきゅう

Transport and Works exhibitions boxes.
Transport and Works exhibitions boxes. posted by (C)かゆきゅう

Badger Magnet painted tea.
Badger Magnet painted tea. posted by (C)かゆきゅう

骨董品などのまがい物を古びた感じに細工するのに、紅茶などを使うらしいのですが、ちょっと実験的に塗装に使ってみました。この色にするまでに結構な回数かかってます。

塗装の染料、顔料ってのは意外な物も使えるかもしれませんねえ。通常は汚れとみなされるもので色をつけるというのも面白いかもしれません。

茶渋ってのは汚れの典型ですねえ。

Transport and Works exhibitions boxes.
Transport and Works exhibitions boxes. posted by (C)かゆきゅう

まだまだ、仕上げというわけではないのでどこまで手を加えられるか。

一番きつくて、面白い時間になってきました。


極力、楽しんでやれなきゃ、嘘ですなあ。