制作制作制作制作中。-Work work work at working-

「制作」の「制」の字の元々の意味は枝とつけた木を刀で断ち切る事だそうで。ただ、作るのではなく、捨取選択して、制御して作る、考えて作るという事。つまりはプロの仕事という事ですかねえ。そう考えると気安く、制作なんて言葉を使えない気もしますが、まあ、そこら辺は「リベンジ」とかの言葉と一緒で、あまりに気軽に使われ過ぎて言葉の価値が落ちてるのかもしれないですねえ。

信楽のたぬき村で探してきた一体。目力があるなあ。やっぱ。かわいい顔をしてますが、たぬきの置物に不可欠はアレはちゃんと付いてます。

まねきこがね
まねきこがね posted by (C)かゆきゅう


去年のメインテーマというかモチーフだった虫シリーズとえんぎモンをつなぐものだったりします。アイデア自体は今年の1月にはあって、これの前段階の試作モデルが、というよりも塗装などの仕上げがしっくりと決まらずそのまま半年以上経ってたりする。あそうそう、ツイッターのアイコンはこのマネキコガネだったりします。まあ、そういう意味では開運展のテーマの元になったもので、意外に重要な意味を持ってるアイデアなのかもしれない。


招き猫制作中
招き猫制作中 posted by (C)かゆきゅう


ええ加減、オーソドックスなスタイルの招き猫の型から脱しつつあってくずし的な感じでアレンジが入ってきてます。ええ、すいません、飽き症なもので。本来、招き猫が首に巻いているのは首輪、というよりも紐状の布を巻いてるようで、招き猫の後を見るとちゃんと結び目がデザインされています。

この結び目を前に持ってきても良いのではないかと実験。なんかスカーフでも巻いてるみたいでよい感じです。で、これはスカーフではなくて、風呂敷という設定にしようかなあと画策中。柄は風呂敷といえばこの柄しかないでしょうねえ。もちろん唐草模様。どうも、唐草模様の風呂敷は泥棒、空き巣を連想しがちでイマイチ悪いイメージが付いていますが、元々は縁起の良いとされている柄で、だからこそ、どこの家にも唐草模様の風呂敷があって、そのどこの家にもある風呂敷を使って、盗んだ物を包んで持ち去ったのが泥棒だったらしいですねえ。まあ、ですから、招き猫の中にも唐草模様をあしらったものがあったりしてなんだか直感的に「泥棒猫」という昼メロで出てきそうな言葉が思い浮かんだりしてしまいますが、本来は縁起物なんですよ。