グランプリと書いて何と読むのか?

いやー、世の中は広いもので、舞台の上に呼び出されたとと思ったら、

衆人環視の中で腰にベルト、手首に枷を嵌められ、市中引き回しの上、

1年後に展覧会を強制的に開催させられるという刑罰があるとは

知りませんでしたよ。えーこれって何の刑?

 

こんなに嬉しいことはありません。もちろん、人前で拘束された上に

引き回される事ではありませんよ。そんな特殊な趣味はもってはいないですよ。

多分。

どちらかというと逆の方がいいかも。

 

冗談はその辺にしておいて。

 

以前に似たようなチャンスを与えられたのはいいが、パッと花火が上がったと思ったら

そこで燃え尽きて、ウダウダとダラダラしていて、結果の現状はどうなっているのか。

と随分と悩みもしたりしましたよ。

 

もう、そういう釈然としない日々を過ごす様な真似はしたくない。

またかよと、悪態をつくような事ではどうしようもない。

ビターだとかのたまってるようではぬるい。

 

まだスタートラインにすら着いていない。それでいて、一端のチャンピオン気取り

なんて思い上がりも甚だしい。

 

万が一、前回を下回るお粗末な展示をしたらもう、足を洗うべきですねえ。

 

最近読んだ本のあとがきに、

中途半端な才能の人間ってのはその中途半端な才能にあぐらを掻いていたら

一生、一流にはなれない。そのくせ、下手にに才能があるからいつまでも見切りを

つけられず、ずるずると醜態をさらしてしまうのかもしれないといった様な事が

書いてあったんだけど、なんとも自分には耳の痛いものでした。

 

名古屋で屈指の立地を誇るギャラリーで展示させてくれると言うんですから

もうね、その期待に十分に十二分に応えられる展示をしたい。

 

また、自分自身の限界を見定める良い機会に相見える事に感謝。

これを自分の中で最高のものにしたい。どのような規模であろうが

与えられるチャンスに対して常に最高の仕事をしたい。そうでなければ

潔く止めたい。常にクリエーターとして死ぬこと覚悟して事に当たりたい

ものです。決断が早ければ早いほど違う生き方を模索できます。

 

まあ、理想論ばかり唸っていてもだめですねえ。「モノ」という形にしてなんぼ

ですからねえ。

 

その為にも、あと一年間、食いつなぐ為に、日銭を稼がないとなりません。

制作に支障がない程度に。