うろおぼえで「リング」「貞子」を語る実験。The railroad Remember "Ring", "Sadako" talk test.

土用の丑の日。 ついったー大喜利のネタで思い出しましたが、

貞子というと今や、幽霊というかお化け的にある種の妖怪キャラとして扱われて
久しい訳ですが元々、一体どんなキャラクターなのか良く知らない人が大半なのでは
ないでしょうかねえ。

テレビ、映画では呪いのビデオから出てくる幽霊というイメージが強いですが、

原作小説では、確か、「呪い」というデータ、もしくはウィルスの様な存在だったはず。
非業の死を遂げたある種の超能力を持った女性(厳密には違う)が放り込まれた井戸が
埋められ、その上に建てられたロッジの部屋に設置されたビデオデッキで録画した際に
その怨念、呪いが念写、記録されてしまい。そのビデオを観た人間は一定期間後に
心臓発作で死亡する。その呪いを回避する方法がそのビデオをダビングして他の人間に
見せる事だったんだけど、その呪いはダビングされて行く段階でどんどん変異して…。

まあ、リングはホラーだと思うけど、らせん、バースディはSFな気がする。

あと、真の主人公はタカヤマリュウジ。最終的には無限増殖した貞子から世界を
救ってしまう位、凄いキャラのハズなんだけど、いかんせん、映像の貞子の
イメージやらインパクトのおかげで全く目立たない。

本当のバースディ本編は話のスケールが大きすぎて日本では映像化は無理だったん
だろうなあ。映画は原作本に収録されてた貞子の過去の短編を元にしているだけで
本来はバースディじゃないんだけど、原作読んでなきゃ分かんないよなあ。

キャラクターだけが一人歩きして、原作の物語の分からないパターンは何気に多いねえ。
ドラキュラとか、フランケンシュタインの怪人やら。
やはり、妖怪、お化けといった、恐怖の対象というのは良く知らないから、分からない
から怖いのではないかもしんないですねえ。

ああ、なんかまた「リング」シリーズ読みたくなってきたなあ。

つか、ビデオテープがもう古いメディアになってしまったなあ。
時代を感じるねえ。

今だったら、何だろう、デジタルレコーダーだと難しいねえ。ダビング10の
問題があるから、それ以上広めようもないのでえらく規模の小さい話になって
しまうねえ。

スマートフォンで撮影した動画をメールで送るとか、動画投稿サイトにアップして
大々的に蔓延というパターンになるのかなあ。

まあ、この親和性の高さと、どんどんと本来の出自から変異していく事こそ
貞子の能力かもしれないなあ。