診断メーカーは自分で作った方が楽しめる。-Diagnosis is made more interesting by myself.-

toshifume. on Twitpic

世の中には救われる人間、救われない人間が沢山いる。
自分がどちらかなんて簡単に言い切れるものではない。

救われると信じる人間は何度も何度も救われそうで救われない瞬間の絶望を
味わうかもしれないという恐怖。

救われないと諦めた人間の、文字通り救いのない人間の送る日常の
刹那さ、過酷さ、孤独さ。

またはそのどちらかに徹しきれない曖昧な、不安定な状態の居心地の悪さ
というのも軽視できない。

どの状況であれ、一定の冷静さを持てないと、ひとつまみの自信、勇気を持ってないと
生きる事はままならないねえ。


さて、辛気くさいことをグダグダ言ってても、拉致はいけません。いえ、埒が明かきません。

えっと、そうそう、この「埒」って囲いとか仕切りとか柵のことなんですねえ。で、埒ってのは
開くものではなくて明くものらしいです。

要は境界線が分からないという意味なんですねえ。


まあ、不安ってのは状況の分からない状態、つまりは不安定なんですよね。

何においても指さし確認ってのはだいじかもしれません。



突然ですが、ツイッター診断メーカーというサイトはご存じでしょうか。

「いつ」「だれが」「なにを」「どうする」といった様な各項目をランダムで選択して
テキストを生成して表示するというまあ、とりたてて実用的には役に立たない
お遊びのサイトです。

そういう診断を受けることもできるし、自分で診断を作る事ができます。


Twitter以前から、こういうテキスト遊び系のサイトは随分昔からありましたよねえ。
少なくとも10年ぐらい前からあるのではないかと。

やはりパソコンのデータ通信で一番効率的なコミュニケーションはテキストベースな
ものですからね。

サーバの負担も軽くて済みます。通信速度はそれほど速くなくてもいいですし。

テキストベースなので、Twitterなどとの連動も容易です。

まあ、今こういうサイトが流行ってるかどうかはよく分かりませんが。


このアトランダムに文章が生成されるのって、個人的にすんごい面白いですよ。

全く根拠なんて無いはずの、無闇矢鱈にいい加減な事なんですが、ごくたまたまに、
自分を見透かされているような診断結果が出てくることもあります。

まあ、文章として体を成さない支離滅裂な事が多いですが。


このランダム、結果が分からないというのがゲーム的で面白いですよね。
ゲーム要素が凝縮してます。

特にロールプレイングゲームというのは様々な事が確率で決まる所がキモで
あったりしますよね。

命中率、ダメージ、出現率、成功率などなど。

出現率の低いものに出会えた時の嬉しさってのはギャンブル的です。

診断メーカーは仕組み上、基本的に一人、一回しか、一つの結果しか出てきません
ですから、診断を受ける、やる人が見る結果は一つしかありまあせんが、
作った人間からすると、誰がどんな結果になってるのか、どんなリアクションがあるか
気になって、追跡しますから診断した数が多ければ多いほど面白い結果が見られて
面白いですし、あの項目はいつ出るかとか、この組み合わせはまだ出ないかなとか、
意外な面白い組み合わせを発見したり。

手間もそれなりに掛かりますが、その労力に見合うおもしろさがあります。

と個人的に思います。


うーん、書き出しとは言ってる事が真逆とはこれいいかに?


まあ、人生ってのはどう転ぶかなんて分かんないですよねえ。

どっちにしろ楽しんだもの勝ちなのでしょう。