アリであるが、アリらしくないアミメアリ。The ant that doesn't seem to be the ant though it is an ant.

今日、ベランダに置いた土嚢袋を動かそうとずらした。黒かった。

黒い塊がそこにあった。一つ一つは小さくても、集まれば大きい塊
大きい塊であり、一つ一つが蠢いている。

������������������Look, a... on Twitpic

日の光に当てられると徐々に散らばり始める。

��������������楽�����W... on Twitpic

先日、庭の日陰に追いやられた鉢植えのミカンの木を見るに見かねてベランダ
に移動したんだが、どうやらアミメアリが巣を作っていたらしく、ミカンの木
を数匹ウロウロしていたから、確かに居るとはと思っていたが、土嚢袋が、ミカンの
鉢に立て掛けられたのをコレ幸いと、巣を増築していたらしい。

小一時間後には黒い大群は跡形も無く姿が無かった。

おそらくは鉢の中に戻ったと推測されるが、まあ、確認はしたくないな。

確実にアリの楽園が鉢の内部に構築されていることは想像が容易であはるが、
そう確認しなければ、多分、そう大してアリは居ないのかもしれない。
見さえしなければ、そう、惨状は展開されない。その可能性は残っている筈。

よし、シュレディンガのミカン植鉢という事でスルーの方向で。

こちとら、最近活動が活発になって来たコバエとアブラムシとの戦争で
大変だというに、更に、アミメアリとドンパチとか、ホロコーストとかを
始める気にならんし。

ホンと、自家製農薬「Gカプサイシンデストロイヤー」を散布しつつ、その効き目
に自分自身、若干むせながらも、一定の効果を発揮するもどんどん湧いて出る奴ら
との仁義なき戦いのさなかにいる訳ですよ。

こんな戦いに意味なんて無い、こんな事をしてまで、ベランダ菜園を続ける意味とか
考え出すとね、実に空しいですが、ですが、自分がどの程度であれ、やってみようと
始めた事ですから、他者の都合、干渉で断念するというのも何と言いますか、実に
自己のプライド、沽券に関わるものではないですか。

さて、話をアリに戻しますが、このアミメアリですが、図鑑で確認した所、面白い
記述があるのを見つけました。

「働きアリが卵を産み増える」

えーとそれって、女王アリがいないという事か?と疑問に思ったんで、
アミメアリ 女王アリ」でググると出て来ましたよ。それらしい話が。

とりあえずウィキペディアによると

へえ、面白いねえ、アリというイメージからかけ離れてるねえ。
女王アリもいなければ雄アリもいない。働きアリの単為生殖で、
特定の巣を作らない。

君主制ではなくて共和制。斬新なアリのイメージだねえ。
完全な社会主義、共産主義。ある意味、その点においてはアリは人よりも
優れているかもしんないですねえ。

現時点では人間にゃ真似できませんが、SF的に医科学、倫理観、価値観が
変化した未来ならあるかもしれないかもねえ。

何か、悪役のマッドサイエンティストが思いつきそうな理想というか野望っぽいかな。