オープニングの会場から光の巨人の話まで


 ピンホールカメラ展、初日はあいにくの空模様、お足下のコンディションが
万全ではない中でも多くの方がご覧になったようです。ありがとうございます。

 オープニングパーティも楽しかったです。

 パーティ中に高浜の美術館で催される、「ウルトラマン 創世記展」の招待券を
とある方から頂いたのですが、そこでちょっとした雑談に。

 ウルトラマン、しかも初代ともなるとリアルにテレビ放映していたのは高度
経済成長期で、もう随分と昔の事になります。よって若い世代にとっては馴染み
はあまりないのですが、直接には関わりなくても、その影響を受けた映像作品
などの、いわゆるサブカルへの影響は大きいですよね。最近に限っても、
巨大な人型決戦兵器が終末的な世界で人知を越えた驚異的な存在と戦う話とか、
中世ヨーロッパみたいな城塞都市を舞台に人間を食う巨人達に人間の兵団が特殊な
立体的に機動できる装備などで立ち向かったり、果ては自ら巨人になって戦う話が
ありますし。

 もはや、サブだどうの言うまでもなくカルチャーであり、文化ですね。まあ、
だから美術館でも展示をする訳ですし。 色んな作品のベースになっている古典とも
呼べるものです。こういった展示を観るのも単に映像をみるのとはまた違った角度で
みるのも面白いかと。

 まあ、あとは余談ではありますが、どんな人気のシリーズものでも初代という
ものの知名度は揺るがぬほどに強いのですが、シリーズが続いたりしていくと、
最近の事情は良く知らない。最近の◯◯は◯◯じゃない。など、現在進行形で
ハマってる人間の数は限られてくるものですね。

 瞬間的に「好きだ」とか「マジ面白い」と思う人間は多くても、そういう興味、
気持ちを長く持ち続けられるのは限られる。しかし、そこまで持ち続けられたら
それはその人だけの財産と呼べるものかも知れません。
 まあ、その財産の為に それ相応に散財をしてしまうものですけどね。

 でも、好きなものを好きでいられる。それは間違いなく、しあわせと呼べる
ものです。

 そう考えると自分は不幸とまでは言えなくとも、薄幸と言わざるを得ないかも
しれません。熱し易く冷め易いというか、結構疑り深い質なもので、ふと自分が
抱いている気持ちを信じられなくなる事がよくあります。 信じる事は大事です。
それが嘘とか本当なのかを抜きにしても。

 ま、焼け木杭に火がつく。という言葉もありますから、なろうと思えばなれる
のかもしれないです。しあわせ というのは。

 しあわせは歩いてこない、だから、自分で作るんだ。

それらしいオチが出たとこでお開きです。