ギャラリー緊張症候群

先日、ギャラリーへ知り合いの方の展覧会を観に行って

ついでに何カ所か展覧会観てきましたが、なんというか、

画廊、ギャラリーという閉鎖空間というのは

どうにも疲れますねえ。

 

展示されている作品をみるということは、

鑑賞している自分もみられている事に他ならない訳で。

特に閉鎖空間に自分一人。しかも誰かに監視されて

いるような状況では正直しんどい。

 

どうにも「観る」事に集中できないんですよねえ。

それどころかギャラリーに入れない事もままあります。

あの独特の緊張感。あれですね、アレ。

学生時代に入った職員室にも似た緊張感。

免許の住所変更に行ったときの警察署の

ふいんき、もとい雰囲気。

 

事前にDMを渡された場合は一回躊躇しつつ、

意を決して入るのですが、別段、招待された訳でも

ない場合、ただなんとなく興味があってとか明瞭な

動機が持てない、自分がその空間にいる理由が

見つからない場合はどうするか迷って結局の

帰結としてやっぱやめたり。

 

作品ってのはある種、緊張感を持って鑑賞するのが

本来、正しいのかもしれないですが、

 

正直、自分の作品は別段、緊張感を求めていないので

もちょいとゆる~いふいんきを醸し出すところ

で展示できる場所はないですかねえ。

「ショウリョウバッタのしょうた」

 

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しょうたには夢があった。絶対に叶うと信じて疑わなかった。

しかし、その夢は絶たれた。

 

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強靱な脚。それは彼にとって空を飛べる翼だった。

 

まさしく天を駆ける脚。しかしそれはとても脆い。

まさしくもガラスの脚であった。

 

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不意のアクシデントで片脚を失うが、それでも

しょうたは「たかが片脚をやられただけだ」と

諦めなかった。しかし、不幸は続いた。

辛うじて夢への希望をつないでいた片脚さえも

失ってしまったのだ。

 

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夢は潰えた。もう、しょうたはしょうたでは

なくなった。そう思ったに違いない。

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しかし、夢を失った彼も紛れもない彼である。

失ったからこそ得たものが必ずあるはず。

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今はまだ分からないかもしれない。でも、

しょうたはそれを探して今日も生きる。

 

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ロケ地:庄内川下志段味橋上流

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はい、というわけで、虫をモチーフにしたマークアップ

モデリング第3段。「ショウリョウバッタのしょうた」です。

キャラクターってのはモチーフ特徴を誇張するのが

基本ですよねえ。「ある」という個性は至極当然なの

ですが、「ない」ということも個性たり得るのではないかなあと。

 

バッタってのは後ろ脚が特徴的なんだけど、その脚って

けっこう取れやすいものなんすよねえ。「空想科学読本」

の中でも初代仮面ライダーは要は怪人バッタ男であって、

だからキックが必殺技なんだけど、脚は脆いはずだと

かなんとか。

あと、あの跳躍の角度では威力はイマイチ出ないとかと、

変身ベルトの風車で受ける風力は微々たるものだとかと

いう件を爆笑しながら読んだ事を思い出したり、しなかったり。

まあ蛇足は放置するとして。

 

ドラえもんはなぜにノコ型、すいませんタイプミスです。

ネコ型のロボットなのかという事と同様に

あえて重要な要素を抜いてしまうとかえってそのキャラが

立ってくる。みたいなのをねらってみました。

 

あと某連続テレビ小説のヒロインの幼なじみとは

関係ありません。たぶん。

 

しっかしショウリョウバッタを漢字変換すると

「精霊飛蝗」ってなんか妖怪みたいね。

 

まあ文章が妙に長くなったのでここいらで止めときます。