伊勢路。-Go to Ise Shrine-

お守りというものはさ、というか、人知を越えた存在、力というのはあくまでも人知を越えた領域に
属するモノで、人間社会に直接に影響を与えるモノじゃない。

ポケモンの努力値のようなものでさ、行動して、経験値をためてレベルアップをしない限り意味がない。
人事を尽くしてこその天命であるものでさ。

合格祈願をしても、全く勉強しないのは意味ないね。


などと、内宮でお守りとかお札を買おうとして列に並んでる若者カポーの会話を聞いて思った。

「厄除けのお守りとか買ったらそれで安心してかえって危なくね?」的な事を言ってた。

まあ、だけど、そんな事言ったら、お守りはおろか、神社で願ってる時点でアウトだなと。

まあ、一理あるけど、今日日、そこまで愚かで、信心深い人間はいないと思うけどね。

そこまで思い込めるのも有る意味すごい才能ではないかな。


話はちょいと変わるけど、化粧とかファッションもお守りの一種だよなあ。

服の機能面がどうのというのはあるけど、最終的には自身が自信を持てるというか、
落ち着く格好、こうありたい姿、こう見えたい姿、つまり、安心、願いであり、信じるものを
コーディネートしたものがファッションともいえる。

また、ある特定の人種を近づけたり、遠ざけたりする。これって災厄を退けるお守りみたいじゃね?


さて、まあそいう話はほどほどに。

さすが、江戸以前より続く観光地。質、量ともによいモノが置いてあるなあ。おかげ横町。

ん、横町でいいんだっけ?横丁だったっけ?

ま、ともかく縁起物もそこかしこに転がってる。やっぱ繁盛している所には縁起物がいるもんですわ。

また来年も行きたいねえ。


で、この道中を似非動画でまとめてみた。BGMはPCに入ってたデータを適当に使ってみたら
タイトルが「New Stories (Highway Blues)」だった。

なるほど、道路の画像にしっくりくるはずだわな。

新年、明けまして、おめでとうございました。New Year, the Year, Congratulations.

2011/01/05 名古屋市熱田区 熱田神宮 初恵比寿













みなさま、七草がゆは召し上がりましたでしょうか。

もはや、新年も過去の事となりました。当たり前、当然の自然な事、空気であり、
水と大差ありません。しかし、空気と水は人が生きるに当たって掛け替えのない命に
直結する非常に大事なものであります。

誰かの人生からどこか一年を抜いても、その人の人生は成立しません。その人の周りの人、
その人と世界を、人生を一部でも隣接する人の人生も成立しません。

送る日常こそ大事です。記念日なんてただの目盛り、思い出しやすいメモリー、付箋に過ぎません
しかし、その付箋の付いてるページの内容はとても重要です。

ハレの日もケの日もどちらも等価値なんです。


どんな日でも終わってしまえば戻れません。上書き、変更はできません。解釈を変える事は
出来るかも知れませんが。

まあ、ですから人生というのはRAM、ランダムアクセスメモリというより、ROM、リードオンリー
メモリなのかもしれません。

記憶の書き込み作業が終わっていないのROM。

書き込みの終わりは人生の終わり。その書き込みの終わったROMは誰が読むんだろうか?
読み取る機器のないメモリーは無いに等しいかな?

さて、話がメメントモリーな方向へ行きましたが、まあ、いいや。

今年は、自信のない根拠、もとい、「根拠のない自信」を持つことを目標にしていきます。

自信に根拠を求め出すときりがないし、その根拠がなくなれば自信も消えてしまいます。

ならば、根拠のない自信は、なくしてしまう可能性のある根拠に依存しない分、どんな状態に
あっても自身を支える柱となってくれるはずです。

去年、開運とか縁起物というのも、この根拠のない自信に繋がっている根拠です。
おっと、根拠のない自信の根拠というのもおかしいですねえ。


まあ、そんな訳で、年の初めに引いたおみくじが大吉ということで大いに根拠のない自信が
付いたスタートであります。

虚心坦懐で精進します。

32回目を更に越えていく自分のはじまりの日に。

本年はもちろん、来年、再来年、末永くよろしくおねがいします。