「ショウリョウバッタのしょうた」

 

DSC_0309

しょうたには夢があった。絶対に叶うと信じて疑わなかった。

しかし、その夢は絶たれた。

 

DSC_0361

 

強靱な脚。それは彼にとって空を飛べる翼だった。

 

まさしく天を駆ける脚。しかしそれはとても脆い。

まさしくもガラスの脚であった。

 

DSC_0322

 

不意のアクシデントで片脚を失うが、それでも

しょうたは「たかが片脚をやられただけだ」と

諦めなかった。しかし、不幸は続いた。

辛うじて夢への希望をつないでいた片脚さえも

失ってしまったのだ。

 

DSC_0331

夢は潰えた。もう、しょうたはしょうたでは

なくなった。そう思ったに違いない。

 DSC_0405

しかし、夢を失った彼も紛れもない彼である。

失ったからこそ得たものが必ずあるはず。

 DSC_0350

今はまだ分からないかもしれない。でも、

しょうたはそれを探して今日も生きる。

 

DSC_0340

ロケ地:庄内川下志段味橋上流

-----------------------------------------------------------------

 

はい、というわけで、虫をモチーフにしたマークアップ

モデリング第3段。「ショウリョウバッタのしょうた」です。

キャラクターってのはモチーフ特徴を誇張するのが

基本ですよねえ。「ある」という個性は至極当然なの

ですが、「ない」ということも個性たり得るのではないかなあと。

 

バッタってのは後ろ脚が特徴的なんだけど、その脚って

けっこう取れやすいものなんすよねえ。「空想科学読本」

の中でも初代仮面ライダーは要は怪人バッタ男であって、

だからキックが必殺技なんだけど、脚は脆いはずだと

かなんとか。

あと、あの跳躍の角度では威力はイマイチ出ないとかと、

変身ベルトの風車で受ける風力は微々たるものだとかと

いう件を爆笑しながら読んだ事を思い出したり、しなかったり。

まあ蛇足は放置するとして。

 

ドラえもんはなぜにノコ型、すいませんタイプミスです。

ネコ型のロボットなのかという事と同様に

あえて重要な要素を抜いてしまうとかえってそのキャラが

立ってくる。みたいなのをねらってみました。

 

あと某連続テレビ小説のヒロインの幼なじみとは

関係ありません。たぶん。

 

しっかしショウリョウバッタを漢字変換すると

「精霊飛蝗」ってなんか妖怪みたいね。

 

まあ文章が妙に長くなったのでここいらで止めときます。

0 件のコメント:

コメントを投稿