しょうたには夢があった。絶対に叶うと信じて疑わなかった。
しかし、その夢は絶たれた。
強靱な脚。それは彼にとって空を飛べる翼だった。
まさしく天を駆ける脚。しかしそれはとても脆い。
まさしくもガラスの脚であった。
不意のアクシデントで片脚を失うが、それでも
しょうたは「たかが片脚をやられただけだ」と
諦めなかった。しかし、不幸は続いた。
辛うじて夢への希望をつないでいた片脚さえも
失ってしまったのだ。
夢は潰えた。もう、しょうたはしょうたでは
なくなった。そう思ったに違いない。
しかし、夢を失った彼も紛れもない彼である。
失ったからこそ得たものが必ずあるはず。
今はまだ分からないかもしれない。でも、
しょうたはそれを探して今日も生きる。
ロケ地:庄内川下志段味橋上流
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はい、というわけで、虫をモチーフにしたマークアップ
モデリング第3段。「ショウリョウバッタのしょうた」です。
キャラクターってのはモチーフ特徴を誇張するのが
基本ですよねえ。「ある」という個性は至極当然なの
ですが、「ない」ということも個性たり得るのではないかなあと。
バッタってのは後ろ脚が特徴的なんだけど、その脚って
けっこう取れやすいものなんすよねえ。「空想科学読本」
の中でも初代仮面ライダーは要は怪人バッタ男であって、
だからキックが必殺技なんだけど、脚は脆いはずだと
かなんとか。
あと、あの跳躍の角度では威力はイマイチ出ないとかと、
変身ベルトの風車で受ける風力は微々たるものだとかと
いう件を爆笑しながら読んだ事を思い出したり、しなかったり。
まあ蛇足は放置するとして。
ドラえもんはなぜにノコ型、すいませんタイプミスです。
ネコ型のロボットなのかという事と同様に
あえて重要な要素を抜いてしまうとかえってそのキャラが
立ってくる。みたいなのをねらってみました。
あと某連続テレビ小説のヒロインの幼なじみとは
関係ありません。たぶん。
しっかしショウリョウバッタを漢字変換すると
「精霊飛蝗」ってなんか妖怪みたいね。
まあ文章が妙に長くなったのでここいらで止めときます。
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